妖怪・もののけの話

妖怪

妖怪では、日本各地に伝わる怪異、もののけ、不思議な存在にまつわる物語を収録しています。

山道で出会う正体の知れない影、夜道に現れる異形、古い家に残る気配、人の心の隙間に入り込むもの。日常のすぐ隣にありながら、はっきりとは説明できない不可思議な存在を扱っています。

妖怪は、ただ恐ろしいだけの存在ではありません。人を戒めるもの、土地の記憶を背負うもの、寂しさや執着から生まれるもの、そして人間の想像が形を持ったようなものもあります。

このカテゴリでは、古くから語られてきた伝承の雰囲気を大切にしながら、静かな恐怖、不気味な余韻、どこか懐かしい怪しさを感じられる話を掲載しています。

日本の怪異譚や、妖怪の気配が漂う不思議な物語を楽しみたい方に向けたカテゴリです。

妖怪・もののけの話

土蜘蛛|塚の糸【日本の妖怪の話】

土蜘蛛の伝承をもとにした短い怪談。古い塚に張る白い糸と、忘れられた者たちの声が、山里の禁忌を静かに呼び覚ます。
妖怪・もののけの話

濡女|水辺の呼び声【日本の妖怪の話】

濡女を題材にした短い怪談。夕暮れの川辺で聞こえる女の声と、濡れた髪を垂らす水辺の怪異を静かに描きます。
妖怪・もののけの話

ふたくち女|食わぬ女房【日本の妖怪の話】

ふたくち女をもとにした短い怪談。飯を食わぬ女房を望んだ男の家で、米びつの米だけが静かに減っていく。
妖怪・もののけの話

河童|川底から呼ぶ友だち【日本の妖怪の話】

河童にまつわる短い怪談。祖父の家で見つけた水難記録には、川底から友だちの声で呼ぶものの記録が残されていた。
妖怪・もののけの話

一つ目小僧|玄関に残った印【日本の妖怪の話】

一つ目小僧の怪談。十二月八日の夜、玄関に置き忘れた靴に残された赤黒い印。清吉の名は、災いの帳面に書かれてしまう。
妖怪・もののけの話

件|牛の声が届く夜【日本の妖怪の話】

件は人面牛身で未来を告げるとされる日本の妖怪。黒い子牛が病の到来を予言する、静かで不穏な短い怪談です。
妖怪・もののけの話

豆腐小僧|雨の豆腐【日本の妖怪の話】

豆腐小僧が雨の夕暮れに現れる短い怪談。編み笠の子どもが差し出す白い豆腐と、戸の前に残る紅葉の葉が静かな不安を残します。
妖怪・もののけの話

小豆洗い|洗えぬ小豆【日本の妖怪の話】

小豆洗いの伝承をもとにした短い怪談。夕暮れの川辺に響く小豆を洗う音と、返してはいけない声が静かに近づいてきます。
妖怪・もののけの話

火車|棺を探す車輪の音【日本の妖怪の話】

火車の伝承をもとにした短い怪談。葬列の前に浮かぶ黒雲、棺を奪おうとする火の車輪、そして山道に残る焦げ跡の話。
妖怪・もののけの話

夜刀神|畔に残る蛇の道【日本の妖怪の話】

夜刀神の伝承をもとにした短い怪談。人の田と神の地を分ける古い杭を越えた男が、谷の草原で見てしまったものとは。